読者の感想(佐々山びいきさん)「佐々山と、彼をおっちゃんと呼ぶ圭太のエピソードが好き(*゚∀゚)っ。母親を守るために朝食をつくったり佐々山の自転車を直したりとほんと圭太はいいヤツ。佐々山の後ろにまたがって自転車で家まで帰るシーンが最高。スクランブルエッグにカビが生える前に帰らないと。この言葉、あまりに深い。佐々山に振り落とされるなよ、圭太!!!!!」





佐々山家のご紹介です。

 

佐々山将史:

早稲田大学政治経済学部政治学科卒。早稲田の雄弁部に所属。その先輩筋に当たるのが桃村総一郎法務大臣。若くして才能を認められ、桃村の政治家秘書としてリベリアへ渡り、秘密工作で暗躍。この時のリベリア利権が桃村の政治家としての地位を高めることになる。ヘレナ・モリスを日本へ連れてきたのもこの時で、仕事も恋愛も順風満帆であった。

ところが、ヘレナに裏切られた上、斡旋収賄事件が明るみに。桃村の身代わりとなり逮捕されて以来、一気に人生が転落していく。

そんな時、中山競馬場近くの立ち飲み屋で出会ったのが、土門という若造だった。酒に酔った勢いで、桃村の妻であり、かつて愛人関係にあった朱美を殺してほしいと言ったが、それがよもや現実となる。

さらに若造は次に彼が殺してほしい人物を言い当て、実行に移す。佐々山が殺してほしいと願う人物こそ、ヘレナ・モリスだった。

坂本瑠花がこの物語のヒロインなら、佐々山将史は、裏街道を進むダークヒーロー。『パウロの後継』は、全く違う道を歩む、この二人の思想が織りなす【明と暗の世界観】で成り立っている物語でもある。

無題佐々山
 


女:

息子の圭太とともに、いつからか佐々山のあばら家に転がり込む。佐々山はこの女の名前すら知らない。佐々山いわく、「
過去の美しい女三人は皆、自分から逃げた。ヘレナも、前妻も、アケミもそうだ。彼女たちの美貌があればどこにだって安息の場所はあるだろう。しかし逃げ場がないのは、醜い女だ。行くあてがないなら自暴自棄になるよりない」世界で最も醜い女だと佐々山に思われていたが……まさかの展開がこの先に。「人間は時空すら超えて、これほどまでに人を愛することも、人から愛されることもができる」という真理に、たどりく。



圭太:

女の息子。小4に当たる年齢だが、学校に通ったことがない。出生の届が出されていないため、無戸籍状態。母親を愛し、母親を守るためだけに生きている。いつからか佐々山には認められ、佐々山がオスマンと出会った際に、圭太のことをこう称す。「かわいくはないが、いいヤツだ」


詳しくは『パウロの後継完全版~悲しみの人はルカに問う~』にて