本貴田英工の『パウロの後継』かく語る

本貴田英工(週刊ストーリーランド元作家&アドバイザー)のオフィシャルblog 『パウロの後継』シリーズについて、夢中になって語ります。 読者情報満載!

2017年03月

滝崎刑事と藤原管理官の関係が深い




直樹が起こした狙撃事件ですが、

 

千代田署に捜査本部が設置されます。

 

千代田署署員の滝崎利雄も捜査に加わりますが、この捜査本部の指揮官が、藤原管理官です。

 

 

この二人、上官は警視の藤原です(滝崎は二つ階級が下の警部補)が、滝崎の方が年上です。



どちらも尊敬し合う仲であり、藤原にとって、滝崎はよき相談相手で、滝崎の経験と賢さ、誠実さをとても信頼しています。
 

 

さて、ここで三択問題にいきましょう。滝崎と藤原が親密な関係になるきっかけはなんでしょうか?

 

1)どちらも鉄道おたく

2)幼馴染で、ガキ大将の滝崎がよく藤原を守ってあげていた

3)阿佐ヶ谷署勤務時代、藤原の方が滝崎の部下だった

 



お分かりでしょうか?



 

答えは3)です。

『怪物レヴィアタンには水のある場所には』は、『パウロの後継』より12年前のストーリーですが、

ここに、阿佐ヶ谷署勤務の滝崎が登場します。









 

パウロとルカ、良輔と滝崎 二つの出会いは同じ場所




本日のテーマは出会いです。

 

パウロとルカの出会いは、さかのぼること12年前です。

栄京大学教授南森友治が暮らす阿佐ヶ谷の自宅で、事件が起こりますが、

南森夫婦の死体が横たわっているその横で、

当時1歳1か月のルカに手を差し伸べたのが、パウロ
でした。
 

 

そして同じ場所で、ルカの実の兄にあたる良輔が、滝崎利雄と出会います

初動捜査で最初に現場に駆けつけ、良輔を発見し、保護したのが、阿佐ヶ谷警察署員の滝崎だったんですね。
 

両親を失い、親戚の家をたらいまわしされた末に、児童養護施設に預けられていた良輔でしたが、滝崎は良輔を引き取る決意をしました。

 

それで、南森良輔は、滝崎家の養子となり、滝崎良輔となるんです。

 

一方、南森の末娘、南森小百合は、殺される運命にあったのですが、パウロに救われ、彼のもとで育てられることになる、と。


 

ところが、あの連続狙撃事件ですよ。狙撃犯は、直樹なんですが、天才狙撃手とはいえ、判断能力のない直樹一人で起こせるわけがないんです。

 

そうすると、直樹を操っている黒幕が確実にいると。

 

それでパウロが覚悟を決め、闘いを挑もうと、直樹と黒幕を追い瑠花は必死にそのパウロを捜し求めるという流れになっていきます。






 

 

パウロのアリバイって?




任意で警察の事情聴取を受けていたパウロでしたが、

 

もう絶体絶命のピンチです。
 

 

なぜなら、狙撃現場に、彼の愛用のナイフが置いてあったからです。


本当に直樹はバカ者ですよ。お守り代わりに持っていたそれを現場に忘れたままにしたって話で。

 

パウロにとってかなり不利な状況に立たされますが、

ところが、パウロは釈放されます。

 

アリバイが立証されたからなんですね。

 

 

さて、狙撃事件があった時刻、パウロは何をしていたでしょう? 3つの選択肢からお選びください。

 

1) 英会話教室でレッスンを受けていた

2) ワイドショウのロケでインタビューに答えていた

3) ハトにポップコーンをやっていた




お分かりでしょうか?


 

答えは3)です。ハトにえさをやっている姿が、防犯カメラに記録されていたので、アリバイが立証されたわけです。







 

坂本瑠花が、「親友」と呼ぶ、ハンドガンの種類は?




『パウロの後継』三択クイズです。


主人公坂本瑠花が、「親友」と呼ぶ、ハンドガンの種類は何でしょうか。

 

1)ワルサーP38

2)ベレッタМ92FS

3)シグP225


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答えは3)のシグP225です。

元々はパウロが使用していた銃で、それを譲り受けます。まだ赤ん坊だった時代のルカの命を救ってくれた銃でもあります。

この辺りは、『パウロの後継完全版』よりさらに12年前の事件を描いた『怪物レヴィアタンには水のある場所』にて、詳しく描かれています。

 

ちなみに、

1)ワルサーP38はルパン三世愛用の銃です。あまりに有名ですね。

2)ベレッタМ92FSといえば、ダイハードシリーズのジョン・マクレーンが持つハンドガンです。








 

「ワンカップ」と「ゴラの伝統酒」と「パウロの狙撃伝説」と……




佐々山は年をとり、すっかりワンカップが似合う親父へと変貌を遂げます。


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中山競馬場近くの立ち飲み屋で、若造とともに、ワンカップを飲むシーンがあります。

 

若造がワンカップの開け方にまどっていると、

 

佐々山は、「俺も、以前は開け方を知らなかったよ」と言って、なれた手つきでアルミリングプルを引きます。

 

酒つながりで、若造がこう話をつなげます。

 

どっちがおいしいですかね、ゴラ族のお酒と比べて。僕も飲んでみたいな。どんな味がするんです? 彼はどうなんだろう。飲んだことあるのかな?」

Palm+wine+Kona+Cafe+and+Grill

 
 

 ここで、出てくる彼ですが、パウロのことです。

 

 リベリアにいた時代の狙撃手パウロの伝説が明らかになります。


詳しくは、『パウロの後継完全版』にて!

  


 

 

 

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本貴田英工(ホンキダエイク)と申します。
日本テレビ系列放映の『週刊ストーリーランド』にて
作家とアドバイザーの仕事をしていました。
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