前回は、パウロファミリー紹介をしましたが、今回は、滝崎家の紹介です。
滝崎家の二階家があるのは、足立区竹ノ塚(最寄駅は東武伊勢崎線の竹ノ塚駅)。良輔が高1の時よりここに暮らす。
滝崎利雄:
千代田署のベテラン刑事。階級は警部補。かつて部下だった藤原管理官に尊敬されている人物。『船橋市長狙撃殺害事件』特別合同捜査本部の捜査員として、パウロ(鷲田勝彦)の取調を行う。
ところが、パウロのアリバイを認めざるをえず、釈放を余儀なくされる。
12年前に阿佐ヶ谷で起きた『栄京大学教授一家殺害拉致事件』では、初動捜査の一員として捜査に加わり、被害者家族の長男南森良輔の第一発見者となる。
滝崎里代:
夫を献身的に支える良妻。料理が得意。ちらっとのぞく上の八重歯がチャームポイントで、いつも愛くるしい笑顔を絶やさない。
しかし、本当は、夫との間に子ができなかったことが彼女にとっての最大の苦しみ。養子として良輔を迎え入れて以来、心底良輔を愛し続けている反面、実の母ではないことへのわだかまりを解消できずにいる。
滝崎良輔:
『栄京大学教授一家殺害拉致事件』の家族で、唯一保護された長男。児童養護施設にいた時代もあったが、滝崎家の養子となる。現在は新生新聞社の記者。『船橋市長狙撃殺人事件』が発生して以来、なぜかPTSDの症状が悪化し、フラッシュバックに悩まされる。
恋人の四宮雪絵には、「新聞記者になったのは、12年前の事件の真相を明らかにし、行方不明の妹小百合を救出したいからではないか」と見透かされていた。
そして彼女に告白された言葉が胸に突き刺さる。「あなたの全部を知りたいだなんて絶対に言わない。過去のあなたがどんな人間なのか求めない。隠し事くらいあっていいよ。けど──死んじゃ嫌だよ。私一人残して」
そして、こちらが、滝崎家の定番メニュー「キャベツの味噌汁」です。
後に、瑠花も滝崎家秘伝の「キャベツの味噌汁」を食べることになりますが、その意味とは?
読者の感想(まだ小4さん)「フリガナがふっているので読みやすい。ルカは弱いけど、いつも全力なのが好き。あっという間に読み終えた。事件の謎についてよく理解できていないところがあるので、もう一回読みなおしたい」